目次
お位牌の戒名・文字入れ
彫刻・彫り文字になります。
■ A書体 標準書体の文字です
■ B書体 一刀彫りのイメージの書体です
お位牌に戒名をお入れします。お位牌にお入れする文字は彫刻・彫りになります。彫りによる文字は、機械彫りでA書体とB書体となります。
お位牌の文字は読み易い事が一番大事だと思いますので、機械による文字は読みやすいという点と将来的に同じ書体で仕上を出来る事が良い点と思います。
◆写真はクリックしていただくと拡大したものをご覧頂けます◆
表面の中央に戒名が入り、命日(没年月日)は表面に記すか、裏面に記すか。
一般的には、表面が多いようですが、ご寺院様、地域によって違いがあります。
ご確認下さい。東日本は表面・西日本は裏面のケースが多い様です。
「回出位牌」は、複数以上のお位牌を一つにまとめていただくお位牌ですが、一番表の板に、〔○○家先祖代々之霊位〕と記します。現在あるお位牌の戒名は、回出位牌の中に収納されている板に、「彫刻」するか「機械書き」致します。
紫檀・黒檀の回出位牌
中に収納されている板が白木の板になり、機械で文字入れをします。
この白木の板の機械書き料は別途となります。
■中板の機械書き料 1戒名 2,200円
例えば、3戒名の場合ですと、3×2,200=6,600円 です。
中に収納されている板を2枚目以降も同じ、紫檀・黒檀にし、その板に彫刻します。
この中板の彫刻料は別途となります。
■中板の彫刻料 1戒名 3,300円
例えば、3戒名の場合ですと、3×3,300=9,900円 です。
本金箔・本金蒔粉仕様の塗りの回出位牌
中に収納されている板が白木の板になり、機械で文字入れをします。
この白木の板の機械書き料は別途となります。
■中板の機械書き料 1戒名 2,200円
例えば、3戒名の場合ですと、 3×2,200=6,600円 です。
二間回出位牌
中板を収納するところが二列になっていて、中板を16枚~18枚収納できます。
この場合、表面には、右側の列に〔 ○○家 〕、左側の列に〔 先祖代々の霊位 〕と記します。
戒名等の原稿をお送り頂く時に下記の点の再確認をお願いします。
※彫刻したり、書いてしまいますと、訂正や修正はできませんので、そのお位牌 は没になってしまいます。
■ご寺院さまから頂きましたお位牌の文字そのままをお書き下さい。
旧字ももありますので、そのままお書き下さい。
■命日の記すところは「表」か「裏」か。
■年齢の上に記す文字は、「行年」か「享年」か。
ご寺院さによっては「春秋」と記す場合もあります。
■生前のお名前「俗名」に名字(みょうじ)を入れるのか、入れないか。
写真の見本の例で言えば、「宮本」を入れるのか、入れないか。
■「梵字」は入るのか、入らないか。
■戒名の下に入るのは「位」か「霊位」か。一般的には「位」と入れる事が多いと思います。ご寺院様にご確認下さい。「霊」 か 「靈」か。(「霊」の旧書体です)
■間違いやすい漢字には、「但し書き」をお願いします。
<例>
「吉」の文字は、「士」で下が短いのか、「土」で、下が長いのか。
「芳」の文字の、「草かんむり」は「いっぽんぼう」なのか「切れている」のか。
「浄」か「淨」なのか。
お客様でご確認できない場合も多いと思いますが、戒名を頂きましたご寺院様がお分かりになれば、ご寺院さまの「お名前」「所在地の市町村名」または、電話番号をお知らせ下さい。弊社でお調べいたします。