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お位牌の戒名入れ

お位牌の戒名入れ

お位牌の戒名・文字入れ

彫刻・彫り文字になります。

■ A書体 標準書体の文字です
■ B書体 一刀彫りのイメージの書体です

お位牌に戒名をお入れします。お位牌にお入れする文字は彫刻・彫りになります。彫りによる文字は、機械彫りでA書体とB書体となります。
お位牌の文字は読み易い事が一番大事だと思いますので、機械による文字は読みやすいという点と将来的に同じ書体で仕上を出来る事が良い点と思います。

◆写真はクリックしていただくと拡大したものをご覧頂けます◆

お位牌の文字の色

表面

金文字が一般的です。

裏面

表面と同じに、金文字が一般的ですが、彫刻文字をそのまま素彫りにしたままにする事もあります。 素彫りの場合、下地が白系の場合は白い文字、白い奥に木地が見える仕上りになります。 素彫りのままの仕上は、西日本に多い様ですが、ご寺院様や地域性によると思います。ご寺院様地域によりまして、朱色を使う場合もあります。 総金のお位牌の場合は、青い文字とすることが多いです。
■表面金文字・裏面金文字
■表面金文字・裏面素彫り
■表面金文字・裏面朱
■表面青・裏面青

命日は表面か裏面か

表面の中央に戒名が入り、命日(没年月日)は表面に記すか、裏面に記すか。

一般的には、表面が多いようですが、ご寺院様、地域によって違いがあります。
ご確認下さい。東日本は表面・西日本は裏面のケースが多い様です。

梵字は入れるのか

真言宗

一般的には真言宗の場合は、〔大日如来〕をあらわす真言〔ああ〕が、子供には、〔地蔵菩薩〕の真言〔かか〕が戒名の上に冠せられます。梵字が入るか、入らないかは、ご寺院様のご指示によりますので、ご寺院様にご確認下さい。

天台宗

一般的には、梵字は入れませんが、ご寺院様のご指示により、大日如来の〔ああ〕の梵字を入れる場合もあります。

真言宗・天台宗以外のご宗派

一般的には梵字をお入れしませんが、ご寺院様によりまして違いますので、ご寺院様にご確認下さい。

真言宗の梵字の入った書き文字のお位牌です

夫婦(めおと)位牌について

ご夫婦の場合、一つのお位牌にお二人の戒名をお入れする場合もあります。

一般的には、ご主人様が向って右側に、奥様が向って左に入ります。裏面も同様になります。命日は、表面に入る場合と裏面に入る場合があります。一般的には、裏面に入ることが多い様です。

夫婦位牌の場合

お一人の戒名入れは無料ですが、お一人の戒名入れは、別途、2,200円になります。
(彫刻・書き文字とも同金額になります)

夫婦位牌です(命日は裏面に入っています)

先祖代々のお位牌について

複数以上のお位牌を一つにまとめた「回出位牌」

「回出位牌」の表面には、〔○○家先祖代々之霊位〕と記しますが、分家の場合や、初めてお位牌を作る場合などに、札位牌に 〔○○家先祖代々之霊位〕と記したお位牌を作るケースもあります。

「先祖代々之霊位」のお位牌です

回出位牌の戒名入れについて

「回出位牌」は、複数以上のお位牌を一つにまとめていただくお位牌ですが、一番表の板に、〔○○家先祖代々之霊位〕と記します。現在あるお位牌の戒名は、回出位牌の中に収納されている板に、「彫刻」するか「機械書き」致します。

紫檀・黒檀の回出位牌

中に収納されている板が白木の板になり、機械で文字入れをします。
この白木の板の機械書き料は別途となります。

■中板の機械書き料 1戒名 2,200円
例えば、3戒名の場合ですと、3×2,200=6,600円 です。

中に収納されている板を2枚目以降も同じ、紫檀・黒檀にし、その板に彫刻します。
この中板の彫刻料は別途となります。

■中板の彫刻料 1戒名 3,300円
例えば、3戒名の場合ですと、3×3,300=9,900円 です。

本金箔・本金蒔粉仕様の塗りの回出位牌

中に収納されている板が白木の板になり、機械で文字入れをします。
この白木の板の機械書き料は別途となります。

■中板の機械書き料 1戒名 2,200円
例えば、3戒名の場合ですと、 3×2,200=6,600円 です。

回出位牌(塗り)と白木の木札
回出位牌(紫檀)と紫檀の木札

二間回出位牌

中板を収納するところが二列になっていて、中板を16枚~18枚収納できます。
この場合、表面には、右側の列に〔 ○○家 〕、左側の列に〔 先祖代々の霊位 〕と記します。

二間回出位牌(塗り)と白木の木札
二間回出位牌(黒檀)と黒檀の木札

戒名の文字などの確認

戒名等の原稿をお送り頂く時に下記の点の再確認をお願いします。

※彫刻したり、書いてしまいますと、訂正や修正はできませんので、そのお位牌 は没になってしまいます。

■ご寺院さまから頂きましたお位牌の文字そのままをお書き下さい。
旧字ももありますので、そのままお書き下さい。

■命日の記すところは「表」か「裏」か。

■年齢の上に記す文字は、「行年」か「享年」か。
ご寺院さによっては「春秋」と記す場合もあります。

■生前のお名前「俗名」に名字(みょうじ)を入れるのか、入れないか。
写真の見本の例で言えば、「宮本」を入れるのか、入れないか。

■「梵字」は入るのか、入らないか。

■戒名の下に入るのは「位」か「霊位」か。一般的には「位」と入れる事が多いと思います。ご寺院様にご確認下さい。「霊」 か 「靈」か。(「霊」の旧書体です)

■間違いやすい漢字には、「但し書き」をお願いします。
<例>
「吉」の文字は、「士」で下が短いのか、「土」で、下が長いのか。
「芳」の文字の、「草かんむり」は「いっぽんぼう」なのか「切れている」のか。
「浄」か「淨」なのか。

お客様でご確認できない場合も多いと思いますが、戒名を頂きましたご寺院様がお分かりになれば、ご寺院さまの「お名前」「所在地の市町村名」または、電話番号をお知らせ下さい。弊社でお調べいたします。

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