祖霊舎・神徒壇の道具1

祖霊舎・神徒壇の道具その1

 神具とは・・・神前に供える道具等のことです。
白木製品、白色の釉薬で仕上げられた陶器類を基本としますが、黒塗りや朱塗り、少しモダンな真珠層磨きのような虹色の光沢のある製品も一部あります。

神具の種類

翠簾(みす)・・・宮殿などで用いられるすだれのことで祖霊舎(神徒壇・御霊舎)内の上部から掛けます。
竹を細く削って編み、緑を綾などでとったもので、竹がまだ青いときを御簾といいます。
本来は簾、尊敬語として御簾といいます。
原材料は細割皮竹で四方に緑(へり)をつけて、巻き上げ金具と丸結の総(ふさ)を下げます。
巻き上げ方には2つの方法があり、内陣用は鉤(かぎ)を外に、外陣用他は内側につけます。
縁の色や文様などはさまざまです。

翠簾の形

灯篭(燈籠)・・・吊るすタイプと置くタイプの2種類あります。
意味合いとしては内部を照らすというより、神様の通り道を照らすという意味になります。
灯篭の中に使われる灯りは電球が使われていましたが最近はLEDが増えています。

灯篭の形

神鏡・・・神の依代(よりしろ)となる御神体としての鏡のことです。
鏡が神の依代として考えられるようになったのは、鏡に映った人の姿がすなわちその人の霊魂であると考えられたからです。
このような思想は日本のみならず西洋、東洋に広く見られます。
お参りをする際に自分の姿を映して、自分の心を振り返るという意味もあります。
形としては家庭用祖霊舎(神徒壇・御霊舎)の御神体として祀られる神鏡はほぼ円型です。
神鏡を安置する台は神鏡台といいます。
置かれる場所は最上段の中央、霊璽の前に置きます。

神鏡の形


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