「絆・きずな」 は私たちに最も大事なもの
「絆」という漢字が平成23年・2011年を表す漢字として、発表されました。
京都の清水寺の森管主様が大きな和紙に書き上げた見事な「絆」の文字を見ました。
「絆」とは国語辞典によりますと「断つことのできない人と人との結びつき・家族・親子、夫婦などの
結びつき」を意味するそうです。
東日本大震災により被災された皆さまは、言葉では言い尽くせないご苦労や苦しみに遭遇されて
いらっしゃるわけでございますが、だからこそ家族・人と人とのつながり、「絆」が求められているの
かもしれません。
私も現在町内会の役員として、町内の子供たちから80歳代のお年寄りの方などくの人たちと
夏祭りや敬老会の主催、秋の町内運動会と励んでいます。この夏の台風では、折れた大きな木
の片づけに、若い人から老人クラブの人たちと共に汗を流しました。この12月は、町内の神社
での元旦祭の準備が始まっています。
朝は寒さに負けずに元気な小学生や少しはにかみがちな中学生から、お早うございますの声を
掛けられ、お早うと返す挨拶で始まります。近所の小さなグランドに花を植え、手弁当でいつも
公園をきれいにしてくれる、元気な老人クラブの人たちもいます。
火事の発生を知らせるサイレンがなれば、寒さが身にしみる1月・2月の真夜中でも、
暖房の設備も何もない、吹きさらしの風がビュービューの消防自動車に駆けつけ、火事場に
向かう消防士の青年たちもいます。青年たちは、商店主や工場に勤めたりと全て仕事を持つ人
たちです。私たちの地域の消防士の責任者は、真言宗の若い僧侶さんです。
人と人のつながりっていいですね。私たちは一人では生きられません。今年の、言葉として
「絆」の漢字が求められたのは、このような人と人との繋がり・人の温もりが少し忘れ去られて
きたからかもしれません。
おじいちゃん・おばあちゃんから父母・子供たち・孫へと繋がる家族の絆・情愛。
隣近所地域の絆。人と人との繋がり・社会の絆。少なくともついこの間まで、私たちが持っていた
筈の人と人の繋がり、温もり。時代が求めているのかもしれません。
東日本大震災の被災地の皆様の復興・復旧を心よりお祈り申し上げます。
これから寒さが厳しくなります。お身体には充分お気を付け下さい。
平成23年12月14日
株式会社 ふたきや 二木博之
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