寺院の門には仁王さまがいるのは、何故ですか?
2011.02.19
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寺院の入り口の門には、何故仁王さまがいるのでしょう。子供のころ、寺院に近ずくと怖いお顔
の仁王さまにじろりと睨まれて、お寺さんの門を入れることが出来なかった記憶があるのは、
私だけではないと思いますが、皆さん如何ですか。お寺さんは、人里離れた山中に建てられる
ことが多かったので、お寺さんの門をその名残で山門と呼ばれます。
金剛力士像は、仏教の守護神とされ、「大宝積経・だいほうしゃくきょう」というお経によりますと、
仁王さまはお寺さん・ご本尊さまを守る力士として置かれたとされています。右を那羅延金剛・
ならえんこんごう、左を密迹金剛・みつしゃくこんごうといいます。
口を開いているのが阿形像で、怒りの表情をあらわにしているとされ、口を閉じているのが吽形
像・うんけいぞうで、怒りを内に秘めている表情をしているとされています。門の左右に二射
・にたい置かれているので、二王門とも呼ばれます。
平成23年2月19日
《仏壇・お位牌のふたきネット》 店長 二木昌之
※参照 「仏教の生活質問帳」 若林隆壽 著 仏教書林・中山書房刊
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