お線香を供えるのはなぜですか。
香りは私たちの生活を豊かにしてくれますが、仏教では、お花やお水をお供えすること、灯りをと
もすこと、お香を焚くことを仏さまにお供えする最も大事なこととしています。このお供え捧げる行い
を供養と言い、香・華・灯は仏さまへの供養の基本とされています。これは、インドの古い習慣から
始まったこととされています。
俗に、「香を聞くを持って佛食と為す」・「お香は亡くなった人の食べ物」という言い方をしますが、
これは「毎日欠かさずにお参りしましょう」ということを、喩えて教えてくれているものだと思います。
お香は、仏教の代名詞とも言いえますが、私たちに一番馴染みのある「お線香」・香炭などの種
火で焚く「お焼香」・寺院などで使われる「塗香」など、お香は仏教の日常に欠かすことのできない
ものですね。 お香は心身を清め、香り・香煙は空間を清めてくれます。
お線香は、仏事の贈り物としてもよく使われてきました。これは、お線香が仏事にとって最も大事
な供養とされていることと、お線香は贈られたお宅でも毎日使うものであり、長く保存できるもので
あり、よいお線香をいただいたとそのお線香を焚く度に思っていただけるからだと思います。特にこ
れからの季節の、訃報が届いたときに贈り物としてよく使われています。
お香・お線香は火を使うため火には、充分お気をつけていただくと良いと思います。お線香を焚く
香炉には、防炎加工のある敷物をご使用いただくと良いと思います。《仏壇・位牌・仏具のネット
通販のふたきや》でも取り扱っていますので、どうぞご利用くださいませ。
平成22年10月26日
《仏壇・位牌・仏具のネット通販 ふたきや》 二木恭子
秩父店 :埼玉県秩父市中宮地町25‐22
TEL 0494-24-4169
東松山店:埼玉県東松山市松本町2‐1‐46
TEL 0493-23-4431
◇出典:「仏教の生活質問帳」」若林隆光 仏教書林 中山書房 刊
※仏教や仏事についてわかり易く説明してあります。
ご覧になってみてください。大変わかり易く書いてあります。