お数珠は何のためにかけるのですか?
お数珠は何のためにかけるのですか。
秩父店でも東松山店でも、お数珠をお買上げいただいいたお客様に、よく訊かれます。
数珠は、百八の珠をひもでつないだもので、私たちの持っている百八の悩みやけがれた心を、
清らかな心にするためにかけるとされています。百八の半分の五十四珠、その半分の二十七
珠の片手数珠と呼ばれるご家庭で最もよく使われますお数珠など、いろいろありますが、
数珠を手にかけて合掌し、汚れた心を清らかにするものに変わりはありません。
お数珠は念珠ともいわれ、礼拝するときに唱えた念仏を一声ごとに一珠繰り送って数える
「そろばん」のような役目に使われることもあり、お数珠の文字の中に数字の数があるのは
このためです。
手首につける腕輪念珠とよばれるものもあります。
使われる珠は、菩提樹の木の実や水晶などがよく使われますが、黒檀や紫檀、メノウや
ヒスイ、サンゴなど多くの珠が使われています。また、男性用は大きい珠を、女性用は男性用
に比べて小さい珠が使われます。
数珠の持ち方としては、合掌のとき以外は左手の手首にかけます。合掌するときは、四本指に
数珠を掛け、親指で軽くおさえます。数珠の房は下に垂れさがるようにします。
数珠を身につけていると、災いをさけ、平穏なやすらぎを得られるとされています。
カバンやハンドバック、ポケットなどにお数珠を入れておくと、不思議と悪いことが
できなくなるといいます。
お数珠は、私たちにとってとても大事なものかもしれません。
平成23年3月6日
《仏壇の専門店 ふたきや》 仏具担当 伊藤達也
秩父店 :埼玉県秩父市中宮地町25‐22
TEL 0494-24-4169
東松山店:埼玉県東松山市松本町2‐1‐46
TEL 0493-23-4431