仏様にお参りするときになぜ手を合わせるの?
合掌は神聖な手と不浄な手を合わせ、いつわりのない心をあらわします。
お寺さんにお参りしたり、お墓参りをしたりするとき、仏様やご先祖様を前に私たちは自然と
手をあわせます。これを合掌といいます。
合掌はインドから仏教とともに中国、朝鮮を経由して日本に伝わってきましたが、インド人は、
右手を神聖な手、左手を不浄な手と考えます。人間には神聖な面と不浄な面があり、神聖な
右手と不浄な左手を合わせることは、人間の真実の姿の象徴として考えられてきました。
合掌は、自分をさらけだして、心から相手に接する気持ちのあらわれとされ、アジアの
首脳会議などのニュースで、合掌してあいさつする姿がよく見られます。今でもインドをはじめと
する南アジアの人たちでは、合掌が日常の挨拶につかわれています。
もともとあいさつに使われていた合掌ですが、日本伝来時に現在のように、仏事に関する
作法として定着しました。
仏様やご先祖様にむかったとき、私たちは素直な気持ちになります。右と左の手を
合わせることで、あらためて真実の自分とむきあう。これからは、その意味をかみしめて、
合掌してみてはいかがでしょうか。
正しい合掌でお参りしましょう
【堅実心合掌】
一般的な合掌です。胸の前で両手の指、手のひらを隙間なくつけます。
左右の手をぴったりとあわせることで、仏と一体になる意味を持ちます。
【金剛合掌】
天台宗や真言宗でおこなわれる合掌の仕方です。両手の指を互い違い
に組み合わせます。
【合掌のかたち】
1背筋をぴんと伸ばして
2胸の前で
3指先を仏前に45度傾けます。
平成22年10月23日
《仏壇・位牌・仏具のネット通販 ふたきや》 店長 二木昌之
◇出典:「やさしくわかる 仏教」 佐々木宏幹監修 株式会社ナツメ社刊
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