お彼岸のお墓参り
“暑さ寒さも彼岸まで”とよくいわれますが、お彼岸となり大分涼しくなってきました。
今年の夏は本当に暑かったですね。季節の移りは、早いもので北海道の大雪山系からは、
紅葉の便りも聞こえてきました。
ご家族揃ってお墓参りのご家庭も多いかと思いますが、お墓参りにの際に、ご自分のお墓だけでな
く、日頃ご無沙汰しているご親戚知巳のお墓にもお参りをしたいものですね。
親戚参りという言葉もあるようです。
お寺さんにお参りしたら先ず、本堂のご本尊さまに合掌しましょう。
あわただしい日々の暮らしの私達は、静かな時を持つことがなかなかできませんが、
静かに合掌するひと時を持つことは大事なことかもしれませんね。
お彼岸は「到彼岸」で、苦しみのこの世界を離れて救いの世界へ渡ることを意味すると
言われています。向こう岸へ到達する道として、仏教が教えているのが、 「六波羅蜜・ろくはらみつ」です。
「布施・ふせ(ほどこし)」・「持戒・じかい (いましめをまもる)」・「忍辱・にんにく(しのぶ)」・
精進・しょうじん(はげむ)」・「禅定・ぜんじょう(こころをしずめる)」・知恵・ちえ(さとりにちかずく)と
いう修業です。
お彼岸は、心をしずめて自分を見つめ直す期間とでもありますね。
春と秋で、春は「牡丹餅・ぼたんもち」、秋は「お萩」と呼び名をかえている 先人たちのように、
私たちも季節感をこれからも大事にしていきたいですね。
平成22年9月20日
《モダン仏壇・位牌・仏具のネット通販 ふたきやネット》 二木恭子
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○参照 仏教の生活質問帳 若林隆著 「仏教書林 中山書房」