お盆様と風習について:その10

お盆様と風習について:その10

2010.08.10
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なぜ、お盆の時期に施餓鬼は営まれるのか?

 

お施餓鬼の法会は、本来、いつ営んでも良いものであるが、現在ではお盆の時期に行うのが通例になっています。実際、お盆の由来である、目連様が餓鬼道におちた母を救った話と、お施餓鬼の由来である阿難さまの話がよく似ていることは確かです。

お盆の時期に一族が集まり、お施餓鬼の行事を行い、お塔婆をたてる、これ以上の供養はありません。先祖さまが喜ぶだけでなく、私たちも苦しみからのがれることができるのです。

お盆といえば帰省ラッシュ。なつかしい父母・知人との再会や久しぶりの対面もお盆の効用かもしれません。

しかし、大切なことはお盆の意味を考え、盆行事に参加し、先祖さまの供養を行うことではないでしょうか。

 

精霊流しとは?

 

精霊流しは先祖の霊を船などに乗せ、川や海に流すことを言いますが、お盆用品を川辺や海辺などに捨てることも精霊流しと言う地域がかつてあったようです。

先祖の霊に見立てた灯篭を船として流すことを特に「灯篭流し」とよびます。この場合には送り火の一種ともなります。

 

※ お盆は地域によって様々な習慣があり、内容も多種多様です。

おなじ地域でもご家庭によって内容が異なることがあります。このお盆さまと風習では、全国的に見られる共通した習慣をまとめました。地域によっては習慣が異なることもありますので、ご了解ください。

 

 

2010.8.10 東松山店 杉田

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