仏教をよりよく知るため:その16
仏の智慧は、私たちに何を教えてくれようとしているのか
キーワード:誓願(せいがん)
仏や菩薩が立てる誓いのことを「誓願」という。すべての人々を救わんとする大慈悲に促されて立てられたものである。一般的なものでは「四弘誓願」(しぐせいがん)、がある。
1、いっさいの衆生を悟りに導こう。
2、あらゆる煩悩を断とう。
3、あらゆる仏の教えをよく学ぼう。
4、無上の悟りを実現しよう。 という四つの誓いである。
これらを諸仏諸菩薩の総願(共通の願い)という。これに対して、別願(独自の願)が立てられている。本願ともいう。サンスクリット語のプールヴァ・プラニダーナの訳語である。
『観無量寿経』に説かれている法蔵菩薩の四十八願は代表的なものである。中でもすべての人々を阿弥陀仏の極楽浄土の往生させるという第十八番目の願いを王本願と呼んでいる。薬師如来の十二大願などもある。
キーワード:禅定(ぜんじょう)
心を集中して、ゆったりと座ることを「禅定」に入るという。坐禅のことである。
禅はサンスクリット語のディヤーナ、または俗語形のジャーナを音写した禅那の省略形だ。意訳して「静慮」とか「定」という。音訳語の「禅」と意訳語の「定」と合わせて「禅定」といっている。
禅定や瞑想は仏教の専売特許ではない。古来、宗教修行者が一般的に行ってきたものである。
釈尊は禅定を取り入れ、みずから菩提樹の下に威儀を正してすわり、悟りを開いたと伝えられ、それ以来、仏教では最も基本的な行法になっている。
特に、禅宗では、座ることこそ、釈尊の正しい悟りの世界がわかる道であるとしている。
現代医学においても、坐禅の時の脳波はアルファ波で、心身にとって最高によい状態であることが証明されている。
2010.6.29 東松山店 杉田
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