宗派別の祀り方:その11
日蓮正宗
本尊 大曼荼羅
本山 大石寺
宗祖 日蓮聖人
経典 妙法蓮華経
日蓮聖人入滅後、弟子の日興上人が富士山麓の大石寺に唱えた宗派です。
仏壇のととのえ方
日蓮正宗の仏壇は御厨子のあるものを用い、この中にご本尊を安置します。
ご本尊は大曼荼羅で、仏壇ということばは使わず、ご宝前といいます。
ご本尊への供養は水、香、華、灯明、仏飯を供え、他の宗派と違ったところは、湯茶をお供えしない、生花は色花でなくしきみを用いる、といったてんです。
湯茶のかわりには、早朝の汲み始めの清い水をお供えします。器の中にしきみの葉を一枚入れて、水を注ぐのが日蓮正宗のしきたりです。
しきみは色が変わらず、清浄な香りが邪気を払うといわれ、色花のかわりにお供えするものです。
日常の、朝夕のお勤め
毎朝、仏飯を供え、水としきみを上げ、ろうそくをともし、香をたいて、ご宝前を拝むのは、他の宗派と変わりありません。
お勤めは朝夕五座、三度とされています。まず朝の五座とは、
初座=諸天供養 1、題目三唱
2、妙法蓮華経方便品第二
3、妙法蓮華経如来寿量品第十六、自我偈
4、引き題目三唱、題目三唱、初座御観念文
5、題目三唱
二座=本尊供養 1、方便品、寿量品、自我偈、
2、引き題目三唱、二座御観念文、
3、題目三唱
三座=主師供養 1、方便品、寿量品、自我偈、
2、日蓮大聖人を讃嘆、次に歴代の法主上人に報恩謝徳
四座=広宣流布 1、方便品、寿量品、自我偈
2、引き題目三唱
3、一天四海、皆帰妙法の広宣流布を祈念、題目三唱
五座=回向 1、方便品、寿量品、自我偈
2、題目三唱、五座御観念文、
3、題目三唱、
4、「乃至法界平等」を観念し、題目で終わります。
夜のお勤めは三座で、初座と四座を除く勤行をします。
焼香の作法 仏前に正座し、軽く頭を下げ、抹香を一つまみし、おしおただいて香炉に入れます。これを三回繰り返します。
参考文献「仏教と仏事のすべて」
2010.6.3 東松山店 杉田お仏壇、会津職人の位牌や安心価格お仏壇・お位牌・線香など仏壇仏具専門の通販店こだわりの
仏壇仏具が揃うネットショップ
http://www.futakiya.com
◆ふたきや 秩父店
〒368-0022
埼玉県秩父市中宮地町25-22
◆ふたきや 東松山店
〒355-0014ふたきや ネットショップ HP
埼玉県東松山市松本町2?1?4