仏具と祀り方
2010.06.02
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ここで香と線香のお話
仏前にたかれる香は、かぐわしい芳香と香煙で清浄な仏の世界を私どもに感じさせます。何種類もの香を粉末にしてねり固めたものが練香、粉の状態でくべるのが抹香です。
線香は香をたく時間を長くするためのもので、使いやすく、家庭で朝夕のお勤めになくてはならないものです。
線香の本数は一本、または三本 一はすべてに通じるとして、一本だけが香炉の中心に立てて祈念します。法事や告別式などのときには、多くの人々によって立てるので、一本だけ立てるのでよいのです。
三本立てるのは、「仏、法、僧」への供養を意味し、「戒、定、慧」の三学三本、また、「身、口、意、」の三業三本をも意味します。
家庭での仏壇に線香をあげるときは「仏、法、僧」への供養と、一本は社会のため、一本は先祖のため、一本は自分のためにと祈りを込めて三本立てるようにします。
宗派による上げ方 曹洞宗、日蓮宗は一本だけ立てます。
真宗では、線香は立てずに、香炉の大きさに合わせて適宜に折り横に倒して灰の上に置き、燃香します。
これはお釈迦様の涅槃おお姿をかたどったものといわれています。
2010.6.2 東松山店 杉田
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