宗派別の祀り方:その3
浄土宗
本尊仏 阿弥陀如来
本山 知恩院
宗祖 法然上人
経典 浄土三部経
仏壇のととのえ方
本尊の阿弥陀如来は、本来は舟形光背の立像とされていますが、坐像でも画像でもよく、「南無阿弥陀仏」の掛軸でもかまいません。
本尊の両側に観音菩薩、勢至菩薩の脇侍を祭り、その両側に高祖善導大師、宗祖円光大師の掛軸を祭ります。
二段目に先祖の位牌を祭りますが、古い先祖の位牌は右側に安置します。次の段には、香をたく香炉を中央におき、向かって右側にろうそくを立てる燭台、左側に生花を供える花立をおきます。仏壇が大きい場合は燭台一対、花立一対にします。上部の前飾りや厨子に用いる戸帳は、綿や金襴でつくられた布製の荘厳具です。
日常、朝夕のお勤め
浄土宗のお勤めは、何よりもまず一筋に念仏を唱えることにあります。至誠心(すなおなこころ)深信(深く信じる心)回向発願心(極楽往生を願う心)の三心が、南無阿弥陀仏を唱えるうちに、おのずと心に宿ることを願うのです。
朝のお勤めは次の順序で行います。
?香偈、?三宝礼、?三奉請、?懺悔偈、?開経偈、?無量寿経の中の四誓偈、?回向文、?一枚起請文、?摂益文、?念仏一回、?総回向文、?総願偈、?三身礼、?送仏偈、
浄土宗の教えの特徴は、阿弥陀如来の教えを深く信じ、「南無阿弥陀仏」を唱えることによって、どんな罪障の人でもいっさいの苦から救われ、明るい安らかな日々を送ることができ、そのままの姿で極楽浄土に生まれ変わることができるというおしえです。「浄土門」「他力門」「易行道」などとよばれています。
2010.5.21 東松山店 杉田
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