お悔やみのマナー【お焼香】

お悔やみのマナー【お焼香】

2010.04.23
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焼香は故人を偲んで

焼香の作法◎仏式

弔事にはお焼香がつきものですが、お線香を手向ける場合と抹香をたく場合との二通りがあります。

人は亡くなってから四十九日の間に閻魔庁の王たちに、生前の業績にたいする裁きを受けるといわれています。お香はそのときの後ろ盾になるといわれていて、お香を焚けば焚くほど裁きのときに有利なのです。このようにいい伝えられるので、焼香するときは心をこめて故人を悼みましょう。

( 仏式の焼香には、三つの方式がありますが、基本的には作法は同じです )

 

抹香焼香

1、数珠があれば左手に持ち、遺族に礼をしてから僧侶に一礼。遺影を見つめて一礼してお香をつまみます。

2、親指・人差し指・中指で抹香をつまみ、お辞儀をするように目のあたりで押しいただく、押しいただかない宗派もあります。

3、そのまますっと香炉の上に持っていき、静かに心を込めてまくように落とします。回数は宗派によってちがいますが、会葬者が多い場合は心を込めて一度でよいでしょう。

4、最後に合掌。向きを変えずに2、3歩下がり、僧侶、遺族の順に一礼して戻ります。

 

回し焼香

 

香炉は礼をして受け取り、次の順番の方にも「お先に」の意味で礼を。次に香炉を膝の前に置き、祭壇に向かって一礼する。作法は祭壇前の焼香と同様。焼香したら香炉は両手で持ち、次の方に渡します。

 

線香焼香 

 

1、数珠があれば左手に持ち、遺族、僧侶の順に一礼。焼香台へ進み、遺影を見つめて一礼。

2、軽く手を合わせてから右手で線香を1本取り、ろうそくの火をつける。左手で軽く払うか、持ったまま下にすっと引いて炎を消す。吹き消すのは「けがれる」とされるのでぜったいに避けてください。

3、すでに供えられている線香と間隔をあけ、そっと立てる。線香を寝かせる宗派もあります。

4、遺影に向かって合掌し1歩下がって僧侶、遺族の順に一礼し、席に戻る。

 

座礼のばあい

 

自宅の葬儀の場合、和室で行われる事が多いので、焼香の際は立ち上がらず、膝をついたまま膝を交互にさせて進み、下がったりする膝行・膝退が礼儀なので覚えておくとよいでしょう。

 

2010.4.23 東松山店 杉田

 

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